• 検索結果がありません。

「相模原市公共施設マネジメント推進プラン」の策定について 発表資料 平成29年2月分 | 相模原市

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "「相模原市公共施設マネジメント推進プラン」の策定について 発表資料 平成29年2月分 | 相模原市"

Copied!
7
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

「相模原市公共施設マネジメント推進プラン」の策定について

この度、別添のとおり「相模原市公共施設マネジメント推進プラン」(以下、

「推進プラン」という。)を3月1日付けで策定しますので、お知らせします。

推進プランは、平成25年10月に策定した「公共施設の保全・利活用基本 指針」に基づき、公共施設の適正配置及び施設総量の削減を進めるため、施設 分類ごとの「施設配置の基本的な考え方」や、まちづくりの単位である22地 区ごとに、地区の人口動向や施設の配置及び築年数の状況などから、現時点で 想定される将来の「施設配置の方向性」を示すものです。

今後、各施設の更新等に当たっては、推進プランに基づき、複合化や多機能 化、集約化等による再編・再配置を進めてまいります。

なお、推進プランは市ホームページに掲載いたしますので、詳しい内容につ きましてはホームページを御覧ください。

以 上 平 成 2 9 年 2 月 2 8 日 相 模 原 市 発 表 資 料

問 い 合 わ せ 経 営 監 理 課

042- 769- 9240( 直 通 )

(2)

相模原市公共施設マネジメント推進プランの概要

平成29年3月策定 1 公共施設マネジメント推進プランの策定に当たって

(1)目的と位置付け

本市では、昭和40年代から昭和50年代にかけての人口急増期に整備してきた小学 校や公民館など多くの公共施設の老朽化が進み、平成44年度から平成53年度までの 10年間が更新のピークになると試算しています。

「相模原市公共施設マネジメント推進プラン」( 以下「推進プラン」という。) は、平 成25年10月に策定した「公共施設の保全・利活用基本指針」に基づき、公共施設の 複合化や多機能化、集約化等による適正配置及び施設総量の削減を進めることで財政負 担の軽減を図るため、施設分類ごとの「施設配置の基本的な考え方」やまちづくりの単 位である22地区ごとの「施設配置の方向性」を示すものです。

(2)計画期間

公共施設の改修・更新のピークが終了する平成53年度までとし、第1期から第3期 に区分します。

2 人口動向・将来コストの試算・公共施設マネジメントの基本方針

(1)人口動向

本市では、現在、人口増加が続いていますが、平成31年の約73万人をピークに減 少に転じることが想定され、また、全国的な傾向と同様、生産年齢人口の減少とともに、 少子高齢化が進行しています。

このため、既存の公共施設をそのまま維持しても、市民ニーズに的確に応えられなく なることが想定され、施設の在り方について抜本的な見直しが必要になることが考えら れます。

(2)改修・更新に係る将来コストの試算( 相模原市公共施設白書:平成24年3月策定) 今後、必要となる大規模改修・更新に係る費用は、平成44年度から平成53年度ま でのピーク時で、年平均230億円程度( 事業費ベース) になるものと見込まれています が、これまでの実績から改修・更新に充てられる費用を想定した場合、対象となる施設 の6割程度しか対応できないことが想定されます。

第1期 H29 年度∼H31 年度

第2期 H32 年度∼H41 年度

第3期 H42 年度∼H53 年度

「新・相模原市総合 計画・後期実施計 画」期間である、平 成 29 年度から平成 31

年度までの 3 年間

次期総合計画の計画期間がスタートする 平成 32 年度からの 10 年間

平成 42 年度から改修・更新のピークが終了 する平成 53 年度までの 12 年間

(3)

(3)公共施設マネジメントの基本方針( 公共施設の保全・利活用基本指針:平成25年10 月策定)

ア 公共施設に関する基本的な考え方

将来にわたり真に必要な公共サービスを提供していくために、次に示す7つの基本 方針に基づき、公共施設マネジメントの仕組みの構築に向けて取り組んでいます。

イ 将来コスト削減のための延床面積の削減目標

現状の施設を全て保有し続けた場合、適切な改修・更新を行うことが困難であるた め、建物を保有することで必要になるコストを削減するために、改修・更新のピーク を迎える今後30年間で20%の延床面積の削減を行います。

また、目標達成のための基本原則として、「①新規施設整備は原則行わない」、「②学 校施設の大規模改修や更新の時期には原則として多機能化等を行う」ことを定めまし た。

3 施設配置の基本的な考え方( 施設分類ごと)

(1)対象施設について

施設の所有区分にかかわらず、市のサービスを提供している公共施設を対象とします。 ( 倉庫や公衆トイレ、民間に貸している建物、公園等の付属施設などは対象外)

これらの施設が想定している対象圏域や施設の設置目的、機能等に応じて施設を分類 ( 地域施設:11分類、広域施設:18分類)しています。)

(2)施設配置の基本的な考え方

「 公 共 施 設 の 保 全 ・ 利 活 用 基 本 指 針 」 に お け る 「 施 設 分 類 別 の 方 針 」 に 基 づ き 、 改 修・更新の ピーク が終 了する平成 53年 度を 見据え、「施設・ サー ビスの継続 性」、「規 模・配置の適正化」、「建物の所有・管理の主体、サービスの提供主体」などの視点から、 方針1:サービス・機能の必要性に応じたサービス提供の適正化

方針2:サービス提供に利用する施設( 建物) の適正化

⇒施設の複合化や多機能化を進めることで、施設総量を削減

方針3:建物を長期にわたり安全で快適な状態に維持し、将来コストの平準化を図るため の適切な予防保全の実施

方針4:民間委託等の適切な手法を活用した、効率的・効果的な管理運営 方針5:受益と負担の適正化、市民や地域との協働の推進

方針6:市民の便益向上や収益確保を図るための未利用資産の活用

方針7:専管組織の設置など、全庁的・総合的な視点から公共施設マネジメントを実施す るための環境整備

推進プランでは、施設総量( 延床面積) の削減に向け、基本方針2に基づき、複合化や多機 能化、集約化等による公共施設の再編・再配置の検討の方向性を示します。

(4)

<地域施設の例:⑨学校教育施設−小学校>

区分 施設配置の基本的な考え方

将来想定される 施設配置の方向性

あらかじめ検討 が必要な事項

想定される 効果

小学校

コ ミ ュ ニ テ ィ の 核 で あ る 施 設と し て 、 地 域 性 を 考慮 し な が ら将 来 も 維 持 し て い く こと を 基 本 とし 、 大 規 模 改 修 や 更 新に 際 し て は、 市 立 小 中 学 校 の 望 まし い 学 校 規模 の あ り 方 に 関 す る 基本 方 針 や 少子 化 等 の 社 会 状 況 を 踏ま え 、 児 童ク ラ ブ や 公 民 館 な ど 周辺 の 施 設 との 複 合化等を検討する。

・学校規模適正化、 複合化等を検討

少 子 化 や 教 育 の多様化などを 踏 まえた、望 ま しい 学 校 規 模 の あり方 につい て検討する。

他 の 施 設 との 複 合 化 に つ い ては、教育 活動 に 支 障 の な い 範 囲 内 に お い て、管理責 任及 び 運 営 区 分 の 明 確 化 や 安 全 性 の 確 保 に 向 けた対応策など の 検 討 が 必 要 である。

周 辺 施 設 との 複 合 化 により 地 域 コミュニテ の 活 性 化 や 、 多 様 な 学 習 機 会 の 創 出 な ど が期待できる。

複 合 化 に よ 施 設 の 利 用 者 や 地 域 住 民 の協力による学 校 運 営 へ の 更 な る 支 援 が 期 待できる。

<広域施設の例:④生涯学習施設−図書館>

区分 施設配置の基本的な考え方

将来想定される 施設配置の方向性

あらかじめ検討 が必要な事項

想定される 効果

橋 本 図 書 館 、 図 書 館 、相 模 大 野図書館

計 画 的 ・ 効 率 的 な 保 全 を 実 施し な が ら 将 来 も 維 持し て い く が、 更 新 の 際 は 、 周 辺 の 生 涯 学 習 や 文 化 ・ 交 流 機 能 を 持つ 施 設 な どと の 複合化や多機能化を検討する。

相 武 台 分 館 に つ い て は 、 図 書館 ネ ッ ト ワ ー ク の 中で サ ー ビ スの 代 替 が 可 能 で あ れ ば、 集 約 化 を検 討 する。

・複合化、多機能化 を検討

図 書 館 基 本 計 画 」に 基 づ く 図 書 館 の 在 り 方を検討する。

図 書 館 サ ービ スを提 供 するネ ットワ ー クを検 討する。

図 書 館 につい ては 、視 聴 覚 ラ イブラリー を含 め た 館 内 機 能 の見直しを検討 する。

更新の際、 辺 施 設 との 複 合 化 ・多 機 能 化 を図 ることに よ 図 書 館 利 用 者 の 増 加 や 機 能性、利便性の 向 上 な ど が 期 待できる。

図 書 館 相 武 台 分館

・集約化を検討

※ その他の分類の内容については、「相模原市公共施設マネジメント推進プラン」のP1 7∼P110、「相模原市公共施設マネジメント推進プラン概要版」のP10∼P24を 参照)

(5)

4 施設配置の方向性( 22地区)

各地区の人口動向や施設の配置状況などを踏まえ、第1期から第3期の期間区分ごとに、 更新の目安となる時期

を迎える施設について、現時点で想定される複合化・多機能化など、 施設配置の方向性を示します。

<施設配置の方向性例: 3城山地区(緑区)>

城山地区は、城山総合事務所周辺に多くの公共施設が集積していますが、城山総合事務 所本館の老朽化への対応や公共施設の有効活用の視点から再編・再配置を進めることによ り、地域にとって利用しやすく、かつ、効率的な運営が可能な公共施設の実現を目指しま す。なお、集会施設等については、更新時期にかかわらず、利用実態に応じて地元自治会 等への譲渡などを検討します。

期間区分 地域施設 広域施設

第1期

(H29∼H31)

相模丘中学校

施 設 の劣 化 状 況 を確 認 し、学 校 規 模 等 を踏 まえなが ら、更新の在り方を検討

甘草塚住宅、間の原住宅

老 朽 化 が進 んでいる小 規 模 住 宅 として、利 用 実 態や需要を踏まえながら、周辺 の市営住宅との集 約化を検討

第2期

(H32∼H41)

城山まちづくりセンター

地 域 の拠 点 としての機 能 を維 持 しつつ、窓 口 サービス の利 用 実 態 等 も踏 まえた中 で、更 なる拠 点 性 の向 上 や 利便性向上の視点も含め、周辺施設との複合化や多機 能化を検討

川尻小学校、湘南小学校

学びを中 心とする地域 の交 流 拠点とて、学 校規模や 地域特性を踏まえ、施設規模及び施設の更新を検討 北方面隊第3分団第2部

必要に応じて周辺施設との複合化を検討

城山総合事務所

津 久 井 地 域 における行 政 運 営 の拠 点 として、 合施設であるまちづくセンターや公民館のほか、 保 健 福祉 センターなどの周 辺施設 も含めた中 で、 一体的に公共施設の再編・再配置を検討

第3期

(H42∼H53)

城山公民館など 12施設

施設規模が大き地域の拠点となり得る学校施設を中心に、その時期における社会情勢やニーズ、周辺施 設の状況等を踏まえながら、複合化や多機能化、集約化等を検討

※ その他の地区の内容については、「相模原市公共施設マネジメント推進プラン」のP1 15∼P381、「相模原市公共施設マネジメント推進プラン概要版」のP27∼P63 を参照)

* 更新の目安となる時期

推進プランでは、「建築物の耐久計画に関する考え方」( ( 一社) ) 日本建築学会) に基づく 普通の品質の場合の目標耐用年数を参考に、耐用年数を一律60年としています。

建築から60年で更新( 建替え) することとした場合に、設計から工事までの期間を考 慮して、建築から56年目以降を「更新の目安となる時期」とします。

なお、建物の構造や劣化状況などによって、実際の更新時期は変わります。

(6)

5 5 推進に向けて

(1)計画の推進に向けて留意すべき事項

今後、各施設が耐用年数を迎え、施設の更新を検討する段階においては、推進プ ランで示した方向性に基づき、具体的に周辺の公共施設との複合化や多機能化等に よる再編・再配置を進めることとなりますが、ここでは、その際に必要な取組や留 意すべき視点等を整理します。

ア 機能性・利便性の向上

・地域や利用者の視点から見た公共施設の機能性・利便性向上

・既存施設における用途の見直しや再編・再配置等による機能性・利便性向上

イ まちづくりとの整合

・「新・相模原市総合計画」や「相模原市都市計画マスタープラン」との整合

・公共施設における災害時の機能の在り方

ウ 新たな公共施設整備の考え方

・「公共施 設の保全・利活用基本指針」の基本原則を踏まえた対象施設の精査及 び整備時における既存施設の有効活用やPPP( 公民連携) の活用

エ 広域連携による整備・管理運営

・国や周辺自治体、民間等との連携による施設の共同設置や管理運営、相互利用 等の推進

オ 建物の長寿命化

・施設の目標使用年数や改修サイクルなどを定める「長寿命化計画」等の策定

カ 未利用資産( 土地・建物) の有効活用

・再編・再配置により発生する跡地の有効活用を見据えたニーズの把握、民間提 案の促進

キ PPP( 公民連携) の推進

・基本構想や基本計画策定段階からのPPP/PFI手法の導入検討

・指定管理者制度や民間への包括委託などによるコスト削減やサービスの向上

ク 住民参加( 市民協働)

・地域活動の拠点として、構想段階から住民が参加できる仕組みづくり

ケ 庁内横断的な取組の推進

・モデル事業等を通じた、事業段階における庁内検討体制やルールづくり

(7)

コ PDCAによる着実な推進

・具体的な事業の実践に向けた、施設分類別の再編・再配置方針の検討

・「公共施設の保全・利活用基本指針」の目標達成に向けた、事業の進捗 や効果 を的確に把握するためのモニタリング手法の検討や情報の共有・展開

(2)施設に関する部門別計画への反映

本市では、新・相模原市総合計画を補完し、具現化する計画として、各専門分野 に関わる、いわゆる部門別計画を策定しています。

今後、各部門別計画を策定し、又は改定する際には、あらかじめ、推進プランの 考え方を踏まえた施設分類ごとの具体的な再編・再配置方針の検討を行い、部門別 計画に反映していくことで、着実に公共施設マネジメントを推進していきます。

参照

関連したドキュメント

(2)施設一体型小中一貫校の候補校        施設一体型小中一貫校の対象となる学校の選定にあたっては、平成 26 年 3

平成 14 年 6月 北区役所地球温暖化対策実行計画(第1次) 策定 平成 17 年 6月 第2次北区役所地球温暖化対策実行計画 策定 平成 20 年 3月 北区地球温暖化対策地域推進計画

特定原子力施設の全体工程達成及びリスクマップに沿った

「北区基本計画

電気第一グループ 電気第二グループ 電気第三グループ 電気第四グループ 計装第一グループ 計装第二グループ 情報システムグループ ※3

そうした状況を踏まえ、平成25年9月3日の原子力災害対策本部にお

「東京都スポーツ推進計画」を、平成 30 年 3 月に「東京都スポーツ推進総合計画」を策定すると ともに、平成 25 年

当社グループは、平成23年3月に発生した福島第一原子力発電所の事故について、「福島第一原子力発電所・事